Red Hat 3Scale API Management

API管理

APIはデジタル化を進める上での必須要素です

ネットワークを通じてソフトウェアコンポーネントを利用する際、APIは重要なインタフェースとなります。Webやモバイルアプリケーションの開発においては、APIの使用が前提条件となっています。企業が市場での競争力を強化し、機敏に対応できるアジリティを高めるためにも、APIは重要なテクノロジー要素としての役割を果たします。さらに、PSD2（EUの決済サービス指令）や銀行業界におけるオープンAPIの導入など、法的規制や標準に準拠するためにもAPIは不可欠です。このように、APIは現代のあらゆるビジネスシーンにおいて、極めて重要なミッションクリティカルな要素になりつつあります。

Red Hat JBoss 3Scale Red Hat 3Scale API Management

主な機能

コントロール

・セキュリティ
・キー管理
・流量制御
・ポリシー管理
・Appとユーザ管理
・プロビジョニング

可視化

・分析機能
・Appのトラッキング
・API利用者のトラッキング
・アラート
・デベロッパー支援機能
・OpenAPI （Swagger）

柔軟性

・分散アーキテクチャ
・複数組織での利用
・さまざまな環境に対応
・高いスケーラビリティ
・高機能な管理用API
・Webhooksによる自動化

3ScaleのAPI Gatewayのデプロイメントタイプ

Hosted*

nginxベースの軽量なAPI Gateway
Red Hat managedのサービス

OpenShift

nginxベースの軽量なAPI Gateway
OpenShiftテンプレートでAPI Managerと同じクラスタ、あるいは別クラスタにデプロイ

Native**

nginxベースの軽量なAPI Gateway
Red Hat Enterprise Linux上にOpenResty (nginx + Lua)とともにインストール

Container

nginxベースの軽量なAPI Gateway
Red Hatのコンテナレジストリで提供されるDockerのコンテナイメージを使用

API

Service Management API Client Gateway
3ScaleのAPIをアプリケーションから直接利用してAPI管理を行い、より高い柔軟性を実現

* 注: Hosted版のAPI Gatewayには制約があります
** 注: Commercially Reasonable Support

その他の機能

セキュリティとアクセス制御

APIに認証とアクセス制御をかけてバックエンドのサービスを保護します。

分析とレポート機能

API呼び出しのトラッキングを行い、APIの利用状況をさまざまな観点でレポートを生成します。

APIの分析機能
APIの提供者はAPIの利用者・アプリケーション・曜日別および時間帯別のコール数などでレポートを生成可能です。また、APIの提供者だけでなく利用者も自分のアプリケーションでのAPIの利用状況の把握が可能です。APIの利用状況を数値化することで、APIの潜在的ニーズを分析することができるようになります。

ダッシュボード
管理ポータルのダッシュボードでAPIコール数の状況、新規ユーザ登録の有無、問題の発生状況などを確認することができ、提供しているAPIに関する状況をすぐに把握することが可能です。

API提供プランとポリシー管理

利用対象者ごとにAPIをパッケージとしてグループ化し、流量制御と課金ルールを適用することができます。

マルチテナント

1つの環境で論理的に分離されたマルチテナント環境を構築可能です。

マスター管理者
テナントを管理
各テナントにログイン可能
テナント管理者
テナントの管理者ユーザと一般ユーザを管理
APIの利用と管理者ポータルへのアクセスが可能
メンバー
事前に設定されたサービスやセクションにのみアクセス可能

高可用性を考慮したシステム構成例

Red Hat 3Scale API Managementを使用して、まずレガシーシステムをAPI化し、次に内部APIと外部APIの活用を促進しながらアプリケーションのコンテナ化を推進していきます。最終的には、これらのAPIをクラウドネイティブなマイクロサービスベースのAPIに進化させることで、システムの柔軟性と拡張性を向上させます。

クラウドネイティブなアプリケーション構築をご検討の方は
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